漢方薬の選択肢

 今日は2018年2月10日。ここ沖縄は暖かいです。20度を超えてる感じです。半袖です。平昌は寒そうですね。日本人選手がんばれーですね。
 さて、漢方薬の選び方という事で、お客様の一例を書こうと思います。通常ですとやはりパターンがありますよね。38度超えたら葛根湯とか冷え性には当帰芍薬散とか。本来なら「証」で考えなければなりません。水、気、血に基づき、肝、腎とかと絡めて。後は寒熱とか。
 来られた方は30代男性。皮膚で悩まれていました。体、顔に発疹がありまして、もん何年も治らないとのこと。病院でも治らない、うちと違う漢方薬屋さんでも治らないしということでうちにいらっしゃいました。赤く少し腫れている感じでしたので、通常考えて温清飲とか黄連解毒湯、荊芥連翹湯あたりです。しかしあまり効かない。
 考えてみると「瘀血」が明らかなんですよね。そう考えると駆瘀血剤です。桂枝茯苓丸があります。普通は女性に使うことが多いお薬です。ドラックストアでこのような相談しても出てくるはずのない処方です。
 これがよく効きました。通常パターンだと選ばれない薬です。やはり漢方は専門の方に相談した方がいいかもです。でも、お医者様の中には漢方の勉強をあまりしていない方もいます。効能効果の表を見てお薬を出す方もいますのでご注意を。

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